難しい専門知識…
必要としているが…何をどうすれば良いのかあまり詳しくわからないタイムサーバの仕様と仕組み…
助けて欲しくてもどこが親身に対応してくれるのか迷っている方には、顧客サポートをしっかり行う企業を見定めることが大切です。
東京大学 情報基盤センターの導入事例について紹介しています。まず、組織について紹介しています。
そして、従来のNTPサーバーからなぜタイムサーバーを新たに導入することになったかの経緯や、導入するタイムサーバーの要件にはどのようなことがあったか、そして最後に導入した効果について記述しています。
東京大学 情報基盤センターは、学内外の研究・教育、社会貢献などにかかわる情報処理を推進するための基盤的研究を行い、基盤となる設備の整備と提供、その他必要な専門的業務を行っています。
組織としては、情報メディア教育部門、図書館電子化部門、ネットワーク部門、スーパーコンピューティング部門の4つがあります。
東京大学は、東京近郊の6つのキャンパスと50を超える遠隔研究施設から構成されており、地理的に分散しています。
このため、東京大学の研究・教育施設の円滑な流通には、安全で安定したネットワーク環境が不可欠です。
以前は通常のサーバーとGPSからシリアルでクロックを取得するキットを組み合わせて、NTPサーバーとして学内に提供していました。
このスタイルは10年以上行っており、老朽化などによりサーバーは何回か交換しています。
このような運営を続けているうちに、メンテナンスに関していろいろな面で難しくなってきました。
特に、NTPサーバーを利用したサイバー攻撃が頻発するようになってきて、脆弱性が発見された場合は情報基盤センターとして対処してきましたが、それにも限界があり、きちんとしたサポートが受けられる製品を使用して、NTPサービスを提供すべきであるとの流れになりました。
タイムサーバーの導入の要件として、まず、メンテナンスが容易であることがあげられます。
NTPサーバーで提供する時刻同期というサービスは、正確に止まらずに動いてくれることが第一で、いかにコストをかけずに動いてくれるかが重要です。次に、タイムディスプレイによる視認性が高い表示です。
タイムサーバー自体はサーバールームのラックに置かれ、本体に時刻が表示されても、誰も見ることができません。
そこで、タイムサーバーと共にタイムディスプレイの購入も検討しました。最後に、GPSアンテナと設置工事までの提供です。タイムサーバーの時刻ソースとしては、従来から使用してきたGPSを選択しました。
これにより、タイムサーバー本体とGPSアンテナと設置工事までをトータルに提供してもらえました。
タイムサーバーの導入効果については、まず、メンテナンスの負荷がほとんどなくなりました。
以前は、脆弱性を利用したサイバー攻撃があった場合、自分たちがサーバーのOSとNTPソフトウェアの更新作業をしなければなりませんでした。
今は、セイコーソリューションズからファームウェアとして提供されています。
そして、電波調査の上でGPSアンテナを設置しました。情報基盤センターの屋上には、多数のアンテナが既に設置されていたので、GPSアンテナの設置にあたっては、セイコーソリューションズの販売パートナーを通じて電波調査を行い、他アンテナとの干渉などを考慮して設置位置を決めて、設置工事とサーバールームまでの配線を行いました。
タイムサーバー本体だけでなく、設置工事までやってもらえたので、職員の事務的な負担は少なかったです。
2週間の製品レンタルや迅速な製品交換など、利用者視点に立った手厚いサポートが魅力です。
自社のソリューションを活用して、問題解決に向けた対策を根本から見直すことができます。
各社メーカーの機器を多数取り扱っているので、用途に見合った製品選択をすることが可能です。
※2021年8/3時点でGoogle検索にてタイムサーバーを取扱う企業を独自に30社調査し、公式サイトから得られる情報をもとにピックアップしています。
必要としているが…何をどうすれば良いのかあまり詳しくわからないタイムサーバの仕様と仕組み…
助けて欲しくてもどこが親身に対応してくれるのか迷っている方には、顧客サポートをしっかり行う企業を見定めることが大切です。