タイムサーバーに関する疑問まとめ

NTPとPTPは、どちらも各種Time Protocolの略称ですが、それぞれの内容について説明しています。大まかに、NTPにはうるう秒があり、PTPにはそれがないという双方の違いについて記述しています。時刻の正確性については、PTPの方が高いですが、その理由について説明しています。双方を比較したうえで、最後にはどちらが良いかの結論も記述しています。

遅延時間（レイテンシー）とは何か、ということから説明をはじめ、遅延時間はなぜ発生するのか、その原因はパソコンなどの端末や、社内にも問題があることなどについて記述しています。そして、遅延時間の発生によって起こる問題はどんなことがあるのか、について記述しています。最後に、遅延時間を完全になくすことは可能であるか否か、不可能である場合には、他に良い方法があるかについて記述しています。

遅延時間が発生する原因はさまざまで、原因の発生する場面もさまざまであるため、場面ごとの遅延時間を削減する方法についてそれぞれ説明しています。すなわち、パソコンなどの端末、社内、システムのそれぞれについて、見出しごとに分けて、詳細に記述しています。また、遅延時間の発生原因を調べるボトルネック調査についても、その手順について解説しています。

導入するタイムサーバーが正常な状態でないと、例え同期させるパソコン等と正しく時刻同期させていても、正確な時刻を刻むことができません。タイムサーバー導入時に起こるトラブルについて、3種類のパターンを紹介しています。また、それらのトラブルを踏まえ、タイムサーバーを選ぶ際には注意すべきであるという点をまとめとして記述しています。

通信システムにおいて、4Gから5Gに移行しつつある中で、超低速遅延が注目されています。超低速遅延を実現させるためには、時刻同期が高精度であることが必要になります。5Gにおいては、0.00000004秒の遅延までしか許されていないように、金融機関や医療機関、放送、防衛などの各業界において、高精度な時刻同期であることが求められており、その理由について、3つの例をあげながら説明しています。

数年に一度、一定の時刻に一秒を余分に挿入する「うるう秒」。最近では、2017年にうるう秒が実施されました。対策を怠ると予想外の大きな被害をもたらすこともあるこのうるう秒ですが、そもそもうるう秒とはどのようなものであり、また、どのような対策方法があるのでしょうか。

うるう秒の影響範囲とタイムサーバーによる「うるう秒対策」をまとめて説明しています。

NTPを使用するのであれば、セキュリティ対策は必須です。とくにDDoS攻撃である「リフレクション攻撃」とも呼ばれ、NTPサーバーにリクエストを送信し、大量のトラフィックを送信する攻撃法となります。セキュリティの脆弱性を修正するだけでなく、タイムサーバーを導入するのもおすすめです。タイムサーバーを導入することで障害対策が行いやすくなるなどのメリットも。

時刻ソースにはGNSS・光テレホンJJY・長波JJY・FM（NHK時報）・タイムサーバー内部時計などの種類があります。時刻ソースによって高い精度のものや、GPSがない環境でも標準時刻を取得できるものなどがあり、利用環境などに合わせて選定することが大切です。予算・利用環境・ニーズなど総合的に比較・検討しながら、どのソースにするのか慎重に決定してください。

リプレイスとは交換という意味を指します。タイムサーバーは経年劣化が起こるため、定期的に交換しなければトラブルの要因になるでしょう。一般的には5年を目安に交換を行いますが、老朽化を感じたら早めに交換計画を立案し、サポートが終了する前にリプレイスするのが理想的です。リプレイスする際は余裕を持った計画を立案する・バックアップを取る・サーバー停止期間を短くするなどに注意してください。

GPS・GNSSアンテナの設置場所に適しているのは見晴らしがよく、電波の遮断や反射するものがない屋外です。逆に電波塔や高圧線や避雷針の近くなど設置に望ましくない場所もあります。どんな場所が適して適していないのか、設置場所の注意点も含めて解説しています。

PTP・NTPはスプーフィング攻撃のリスクがあります。スプーフィング攻撃とはなりすまし攻撃のことです。時刻同期が狂うと、放送通信について大混乱が生じかねません。スプーフィングの意味や対策について解説しています。

テレホンJJYは、公衆電話回線を利用した標準時提供サービスです。2024年3月末にサービス終了となり、以降は使用できません。そのため、GPSや光テレホンJJYといった他の時刻源の機器への買い替えを検討しておくとよいでしょう。