タイムサーバーの機器まとめ

各種様々な産業分野で導入された実績の多い、PTPグランドマスター・クロックとして知られる機器です。Protempis(旧:trimble)社のGNSSソリューションなどを採用したことで、高精度での時刻同期を実現。各種モバイルネットワークにおける時刻同期要件もサポートし、多数の基地局の近傍に分散・設置できる小型な設計も特徴的です。優れた温度範囲特性や、様々な設置条件に対応できるスペックを有しており、低消費電力で様々な場所で活躍できるでしょう。

テレコムやIoTに代表される、高精度時刻同期システムに適した小型の製品です。屋内設置型と屋外設置型の二種が用意されており、各種場面で設置し活用可能。高精度の時刻同期が可能であり、集約基地局に設置し配下基地局にも同期が可能。複数のモデルをラインナップしており、PTPインターフェースに汎用性の高いモデルや、IP65基準を満たす屋外設置可能なモデルなど多種多様です。各種大手企業でも導入された実績があります。

Microchip社が提供する時刻同期サーバー。高水準のクロック技術を用いて、セキュリティ面やキャパシティ、スケーラビリティに富んだ設計を実現させています。次世代サービスネットワークにも幅広く利用できる、パワフルなネットワークセキュリティを搭載。各種暗号化や認証プロトコルに対応しています。QZSS衛星からの時刻取得も可能です。拡張スロットモジュールによって各種周波数の出力を設定できるS650も展開。

米国Protempis(旧:trimble)社が開発したNTPネットワークタイムサーバーです。高い精度によるNTPタイムスタンプが必要な基準の高いアプリケーションのために設計されています。SCADAシステムやFA(ファクトリーオートメーション)など時刻に厳格な様々なアプリケーションにおいて、安定した時刻同期を提供することが可能です。NEBS規格(耐震試験関連規格)も取得しています。

タイミングの絶対精度は通常100ナノ秒以下、毎秒7500リクエストに対して10マイクロ秒以下など、高いNTP処理能力と精度を誇るGPSネットワークタイムサーバーです。24時間ホールドオーバー機能を標準装備しており、GPS衛星からの信号が途絶えても、標準24時間、最大140日間は正確な時刻を保持して配信を続けることができます。

小ぶりの見た目が特徴的なコンパクトサイズのGPSネットワークタイムサーバーです。小さくても中身はハイスペック。厳格なネットワーク時刻同期を必要とする様々なシステムに対応できるほか、GPS信号を失っても、一定期間(最大で35日間)はStratum1を維持することができます。直流12V電源により最大8Wで動作しますが、外付けAC/DC電源の導入により交流電源でも使用可能です。

ベラシティ社が手掛けるNTPサーバー、「TIMENET Pro」。一般的なPOE電源で稼働するため、ネットワークケーブルが一本あれば、電源供給からネットワーク接続まで行うことが出来きる設計となっています。また、小型なため、場所をとらないというのも嬉しいポイントです。

5700MSC-IPは、Evertz社が開発する時刻同期ツールです。日本国内では、テクノハウス輸入代理店となっています。Evertz社は、放送機器のIP化を完全に行うために必要な機器をあらゆる領域において提供している数少ないメーカーの一つですが、5700MSC-IPも、同社の他の製品と組み合わせて使うことが可能となっています。

タイムサーバーおよび関連ソフトウェア・ハードウェアの専門メーカーであるMEINBERG社が手掛ける「 LANTIME」シリーズです。プラットフォームの空きスロットに差し込むことが出来る時刻同期モジュラーシステム（Intelligent Modular System）を採用した製品や、豊富にサイズが用意されたNTP タイムサーバーなどが、「 LANTIME」シリーズとしてリリースされています。

TSG-100とTSG-M10は、株式会社タカコムが製造・販売を行っている時刻同期ツールです。両者共に、安価かつ簡単に導入することが出来るタイムサーバーとなっています。製造を行っているメーカーが国内メーカーとなるため、トラブルが起きた際のサポートが受けやすい、というのも嬉しいポイントです。